こんにちは、株好きFPのかたやま りえです。
IPO投資をやってみたいけどイマイチよくわからないなぁと思っていませんか?
難しい用語があるし、価格を決めて申込みをしなければいけなくてよく分からないと思う方も多いと思います。そのような方のために、最低限知っておきたいことだけをわかりやすく解説し、申込みができる手順を公開しますので、一緒にトライしてみましょう。
IPOとは?
まず本題に入る前に、IPOとは、未上場の企業が、新株の発行や売出を行って株式を証券取引所に上場することです。IPO投資は、上場初日の初値がついた時点で売却するというのが一般的です。当選したときに買った価格は、通常の値よりディスカウント価格になっているため、初値は高くなることが多いからです。
IPO投資の手順は仮条件の上限で申し込むだけ!
結論から言うと、IPO投資の申し込み方は、仮条件の上限で申し込むだけです。
どういうことか具体的に手順を解説しますね。
まず、証券会社のIPOのページを開きます。(画像はSBI証券HPより引用)窓口のある大手証券会社は、特定の顧客に割り当てる傾向があるため、ネット証券で取扱件数が多いSBI証券で申し込むといいと思います。
上の画像は、2023年の4月18日に新規上場予定のジェノバ(5570)です。ブックビル期間4月3日~4月7日11時までに申し込むことが可能です。(赤線)
ブックビルディングとは、新規上場する株式の発行価格を決定する制度のことです。仮条件を投資家に提示し、投資家がいくらで買いたいかを申告することで、売り出し価格(公開価格)が決定されます。このブックビル期間は、だいたい5日間くらいです。
また、仮条件(黄色の線)とは、ブックビルディングで発行価格を決めるときに上場承認後に決められる株価の参考価格のことです。上記の画像のように450円~470円というように一定の幅を持って設定されます。この仮条件をもとにした需要状況によって最終的な売出価格が決定されます。ですから、申込みをするときは、仮条件の上限価格(画像の例の場合なら470円)で申し込むことで抽選の対象となるのです。
また、申込み可能株数は100株のみとなっています。
これで完了です。簡単ですよね。当選したら上場初日の初値がついた時点で売却します。もし、公開価格を割ってしまっても売却することをおススメします。上場直後は、下落することもありますし、上昇傾向になる場合もありますが、しばらくすると人気も落ち着いてきます。当初売る予定だった人(創業者やベンチャーキャピタルなど)の売り抜けが終わり、みんなが忘れた頃にエントリーするIPOセカンダリーとしてエントリーした方が落ち着いて取引することができます。
注意点は3つ
非常に簡単ですが、注意点もあります。私が気をつけている3点をお伝えします。
1.損失が出る場合もある
相場の状況や、その銘柄の評価、資金調達額などによっては初値が公開価格を割れる、つまり、自分が購入した価格を下回ってしまう可能性もあることは念頭において申込みをしましょう。公開価格を割れたら損切りするつもりで購入しましょう。
2.業績と業種を確認する
上場する銘柄によっては赤字企業であったり、不人気な業種であることもあります。赤字でも将来の業績に期待されて初値は公開価格を超えて人気化することも十分に考えられますが、公開価格割れをすることもあります。また、不人気な業種であれば、期待も薄いため公開価格割れをすることもあります。私自身は、目論見書に目を通して、あまりよいと思わない銘柄は申込みをしないことにしています。必ず業績と業務内容は確認しましょう。
3.大型IPOは避ける
大型IPOとは、東証プライム市場に上場するような時価総額が比較的大きい銘柄のことです。このよう銘柄は、売出株数が多いため多くの投資家に買ってもらう必要があるからです。ですからIPOは当選しやすいですが、IPO初日は多くの当選した投資家が売りますので、それ以上に買いが入らないと株価は上がりません。ですから初値は公開価格割れを起こしやすいのです。
判断材料は、資金調達額を見ることです。資金調達額とは、先ほどの画像の緑のラインにある公募株数と売り出し株数に仮条件の上限価格を掛けると算出できます。
上のジェノバの資金調達額は、(80万株+12万株)×470円=4.324億円
ですが、2023年4月21日に上場する楽天銀行(5838)は、
公募株数555万5500株、売り出し株数5395万1300株、仮条件の上限価格が1400円なので、
(555万5500株+5395万1300株)×1400円=約833億円
となり、先述のジェノバより相当な差があることがわかります。この仮条件の価格は当初よりかなりディスカウントされているようですが、それでも相当な買いが入らないと初値は上昇しないので、IPO投資には不向きなのかなと考えています。
仮条件の価格などでも割安度が変わってきますので、資金調達額だけで全てが決まるわけではありませんが、IPO投資は、需給がよい状態(買い手がたくさんいる状況)であることも重要な要素になってくるため、あまりにも規模の大きい銘柄は避けた方がいいでしょう。
IPO投資まとめ
仮条件の上限の価格で申し込む
赤字企業、不人気業種は避ける
大型銘柄(プライム市場など)資金調達額の大きい銘柄は避ける
当選したら初値で売却する
公開価格を割れたら損切りする
IPO投資で知っておきたいことを最小限にまとめました。ぜひやってみてくださいね。