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立会外分売とは何?株価への影響と対策を分かりやすく解説

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この記事は2024年2月7日に無料メールマガジンで配信したものです。

こんにちは。株好きFPのかたやま りえです。

トランプ大統領の発言で株価が翻弄された週になりましたね。短期的なものなので、あまり振り回されないようにしましょう。

先日、決算発表と同時に立会外分売の発表で株価が下落したので、これはどういうことかというご質問をいただきましたのでシェアしたいと思います。

まず、立会外分売とは、大株主が、私たち投資家に取引時間外に株を売り出すことです。立会外分売をする目的は、主に流動性を高めるためということが多いです。「流動性を高めるため」とは、その企業の株の取引を活発化したいということです。つまりもっと株を買ってもらいたい、認知してもらいたいということです。またその先の目的として、プライム市場への市場替えを目指しているケースもあります。現在グロース市場やスタンダード市場に上場している企業が、プライム市場へ市場替えをするには、さまざまな基準を満たす必要があります。その中の1つに、1日の売買高や株主数が一定の基準を満たすというものがあります。立会外分売の発表があった企業のIR資料に理由が書いてありますので目を通しましょう。そして株価が下がる主な理由は、立会外分売は、ディスカウント価格で売り出すので、安く買った投資家が短期間で売る可能性があります。そのため、発表の翌日は株価が下がる傾向にあります。その銘柄の業績がよく、先の見通しが明るい場合は、基本的にはそのまま保有しても問題ないですが、これを機に下落トレンドに転換することも考えらますので、そのあたりはご自身で判断する必要があります。

保有している銘柄が、業績とは関係のないニュースで株価が揺さぶられるとどうしていいか困りますよね。用語が分からなければ調べてみることも大事ですし、やはり、自分でルールを作っておくことが大事になると思います。

ステキな週末をお過ごしくださいね。

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