この記事は、2025年1月17日に無料メールがマガジンで配信したものです。
こんにちは、株好きFPのかたやま りえです。
先日個別相談を受けた際、決算短信を読んだことがないという方がいらっしゃいましたので決算書の読み方についてシェアしたいと思います。
上場企業は四半期決算を閉めた後に45日以内に開示をするという義務があります。そのため年に4回の決算発表があります。決算短信のフォーマットは上場企業で統一されていますので、一度読み方が理解できれば、スムーズに目を通すことができます。目を通す欄は主に3つです。
①1ページ面の業績の欄
②目次の次にある
経営成績に関する説明欄
③今後についての内容
このほかに財務三表もありますが、
今回は、英語コーチングを提供するプログリット(9560)の2024年8月期決算短信と、2025年8月期第1四半期決算短信を使って、最初の決算短信の読み方の部分を解説します。
ここを読むと、
・業績が良好か
・事業内容
の2点が理解できます。
①1ページ面の業績の欄は、直近の期と前年度の業績が記載されています。本決算では、
・通期予想通りに業績が着地したか
・前年度より成長しているか
・新しい期の業績予想
を確認します。
上の画像は、2024年8月期本決算の内容です。通期業績が予想通り着地したか、前年度より成長しているか確認します。
上の画像のように本決算で発表する新しい期の業績予想は要注目です。新しい期の予想が成長していないと株価は上がりません。
そして、四季報の予想より上振れているかも確認します。四季報予想を上振れていると、株価が上がる可能性が高くなります。
次は四半期決算の見方です。
四半期決算の場合は、
・前年度より成長しているか
・通期の予想に対して
・順調に進捗しているか
を確認します。
上の画像は
2025年8月期第1四半期決算短信の1ページ目で、第1四半期決算の業績です。前年同期比でどのくらい成長しているか把握できます。また、通期業績に対して進捗率が1/4以上あるといいです。 進捗がよいと業績予想の上方修正の期待が高まり株価が上昇することがあります。
②本決算の場合は、「当期経営成績の概況」四半期決算の場合は、「経営成績に関する説明」という表現になっています。
上の画像は2004年8月期の一部ですが、ここでは、当期、または四半期の経営環境についての説明や経営についての総括と事業別の業績について、1ページ目の①の内容の詳細を解説してくれています。ここで、どんなその企業がビジネスを展開しているかということも理解できます。
③今後についての内容は、本決算では、「(4)今後の見通し」という表現で記載されています。
上の画像のように今期も好調な経営環境が確認します。
四半期決算では、
上の画像のように「(3)業績予想などの将来予測に関する説明」と言う表現で記載されています。今期も好調な経営環境か確認します。四半期決算では、業績予想が修正されているか確認します。
決算によって株価は大きく動きますので必ず目を通しましょう。
ステキな週末をお過ごしくださいね。
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