この記事は2024年11月29日に無料メールマガジンで配信したものです。
こんにちは。株好きFPのかたやま りえです。
アメリカでは26日にNYダウとS&P500は最高値を更新しましたが日本株は方向感のない動きになっていますね。最近の日米の状況についてお話します。
11月15日を境に米国債10年金利が低下し、ドル円がドル安、円高になっています。この要因は、以下のようなものです。
11月前半はトランプ氏による景気刺激策への期待から、株高・金利上昇・ドル高が進んでいました。しかし、今度は、トランプ政権の運営への不安が出始めました。この運営不安とは、輸入品への10%関税導入や中国製品への60%以上の高関税方針が、インフレ加速を招く懸念や、国際関係の悪化につながると言う不安です。また、FRBが12月に利下げする観測が強まり、日本では利上げの観測が強まったことでドル売り、円買いにつながっています。トランプ運営の不安は、元々分かっていたことですし、米国は最高値を更新しているので後付けな理由に過ぎない印象がありますが、このようなデメリットもあるということを抑えておいてくださいね。
2017年の第一次トランプ政権のときはトランプ氏のひとことで株価がずいぶん動きました。またそのような急激な値動きが起きるかもしれません。いつもお話していますが、日々の株価の値動きの理由はたいした理由はなく後付けのようなものが多いです。事実を知ることは大事ですが、目先だけの株価の値動きに囚われないように注意しましょう。なお、為替に関しては、保有株が輸入企業か、輸出企業かで業績に影響が出ます。そのあたりは、ご自身で把握して分散投資しておくことが大事になります。
それでは、ステキな週末をお過ごしくださいね。
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