この記事は、2024年8月2日に無料メールマガジンで配信されたものです。
こんにちは。
株好きFPのかたやま りえです。
2024年8月2日の日経平均株価は3万5909.70円で
5.8%のマイナスと全面安となりました。
先週の7月19日の3.28%の下落率を
大きく更新したことになります。
今日は、現在の状況と対処法3つ
についてお話します。
今日の大きな下落のきっかけは、
8月1日に発表された
アメリカのISM製造業景気指数の下振れにより、
アメリカの景気後退の可能性が意識されたことです。
アメリカではインテルの決算が赤字に転落し、
リストラと配当の停止を発表したことなども影響し、
半導体をはじめとするハイテク株への高い期待も
薄れてきています。
また、31日の日銀金融政策決定会合で
政策金利を0.1%から0.25%に利上げする
ことを決定しました。
これにより円が買われ、
153円台から一気に149円台にまで上昇し、
現在執筆している15時10分時点で
149円台となっています。
株価チャートでも現状を見てみましょう。
まず、日足チャートは完全に崩れてしまっています。
週足チャートは、52週移動平均線をわずかに
割れているような状態です。
ここで下げ止まる可能性も考えられますが、
どちらに行くかはまだ分かりません。
月足チャートで見ると、12ヶ月移動平均線のところで
下げ止まっているように見えます。
週足チャートの52週移動平均線も
約1年間の平均株価ですので、
ほぼ同じということになります。
この近辺でしばらく上下するか、
もしくは今後の経済指標などの内容が悪ければ
さらに株価が下振れする可能性も考えられます。
どうなるかはわからないので
いずれも私たちがするべきことはいつも同じです。
①今何が起きているか、現状を把握すること
②売買ルールの徹底
③新たな買いチャンスを探る
です。
①の今の現状とは、先ほど述べたことです。
②の売買ルールとは、前回もお伝えしましたが、
株を買う時に決めた
損切り株価に達したなら損切りをする、
含み益がある場合でも、高値から一定水準まで下落したら
売却するというルールを徹底します。
売りの逆指値に注文を設定しましょう。
一度に複数の保有株が損切りされるので、
含み損が大きくなり辛く感じると思いますが、
いずれ反転する局面が出てきます。
その時にちゃんと買えるように、
損切りするべきものは損切りをしておきましょう。
③は、現在まだ業績が良く株価が割安で
上昇トレンドの銘柄があります。
新しい買いチャンスになりますので、
そのような銘柄を探してみてくださいね。
私自身もだいぶ保有株が整理されましたので、
新たな銘柄を探していきます。
もし、ストレスを感じるようであれば
取引は控えましょう。
相場を見るだけにして
完全に相場から離れるのではなく、
付かず離れるくらいに
してお休みしてくださいね。
それでは、ステキな週末をお過ごしくださいね。