この記事は、2024年11月8日に無料メールマガジンで配信したものです。
こんにちは。
株好きFPのかたやま りえです。
米国の大統領選挙で、
トランプ氏が再選となり、
株式市場はポジティブに捉えられ、
大幅に上昇しましたね。
2016年に選ばれたときは、
トランプショックが起こり、
2016年11月9日の日経平均株価は
16,251.54円、前日比919.84円安、
5.36%下落しました。
翌日は反転し17,344.42円、
1,092.88円高、6.72%上昇
という動きを見せました。
一方今回はポジティブに捉えられ、
39,480.67円、前日比1,005.77円高、
2.61%上昇で、翌日も小幅安
という状況でした。
政治や金融政策関連で大きく動くことは
今年も様々ありましたので、
慣れていくしかないと思います。
トランプ氏が大統領になることで、
今後の株式市場にはどんな影響が
あるでしょうか?
基本的にはメディアが騒ぐほど
大きな影響はないと思いますが、
知識として知っておくことが
重要なので一緒に見ていきましょう。
・法人税率の引き下げ
→企業収益の改善が期待されます。
・個人所得税の減税も検討
→アメリカのGDPの約7割を支える
個人消費拡大につながる可能性があります。
・金融セクターや環境規制の緩和
→金融、石油・ガス・石炭など
従来型エネルギー企業の
業績改善が見込まれます。
一方で再生可能エネルギー関連企業は、
補助金カットの影響を受ける可能性があります。
・暗号資産の規制緩和など
→各通貨の上昇、関連銘柄には
追い風となる可能性があります。
注意すべきリスク要因は、
・インフレ懸念
→対中国への関税政策や
メキシコの国境封鎖、
不法移民の強制送還などの移民政策により、
インフレ圧力が高まる可能性があります。
・貿易摩擦
→中国との貿易摩擦により、
関連企業への悪影響が考えられます。
前回トランプ氏が大統領だったときは、
彼の発言で度々株価が
大きく変動することがありましたので、
また同様のことが
起こるかもしれません。
でも、これは一時的なものなので、
長期的な視点で見ることが大切です。
バイデン政権でも株価は
市場最高値を更新しました。
どちらの政党でもプラスポイント、
マイナス要因は必ずありますので、
経済指標の結果を見て
景気の方向性を確認し、
短期的な値動きより
長期的な視点で見ていくこと、
業績の良い企業を大前提に
投資先を選ぶことが大事になります。
それでは、ステキな週末をお過ごしくださいね。