この記事は、2024年6月14日に無料メールマガジンで配信されたものです。
こんにちは。
株好きFPのかたやま りえです。
6月17日月曜日は、
会社四季報夏号の発売日です。
定期購読をされている方であれば、
おそらく明日の15日に
到着するかと思われます。
これまでは金曜日に発売が
多かったので、木曜日の夕方に
届いてから読み始めていたのですが、
土日でゆっくり読むことが
できるようになりうれしいです。
株初心者の方によく言われるのが
四季報の読み方や
銘柄の探し方がわからない
というご相談です。
今日は、これから四季報を読みたい
という方のために
四季報での銘柄探しについて
ポイントをお話します。
まずは、会社四季報で探す銘柄は
時価総額が1,000億円以下の小型株に
絞って探します。
誰もが知っているトヨタやNTT といった
大型株は四季報の情報から
株価は動かないからです。
誰も聞いたことのないような企業を探します。
その理由は、大型株は既に日々のニュースや
機関投資家などのプロが
私たち普通の個人投資家には
得られない情報を入手していますので、
それを元に株価が動いていくからです。
一方であまり聞いたことのない小型株は、
機関投資家が投資できない環境がありますので、
個人投資家でも狙いやすいのです。
機関投資家とは、投資信託などの運用機関や
金融機関などに所属する
投資のプロのことです。
機関投資家が入って来れない理由は、
規制があることも多いのですが、
このような大きな組織が
小型株で取引すると
株価が大きく動いてしまいますし、
そもそも小型株は投資できる
資金が小さいため、
大きな資金を運用する
機関投資家にとっては
投資効率も悪いのです。
時価総額が100億円とか
(それ以下でも OK)、
そのぐらい小さな会社を買って、
時価総額が500億円ぐらいに
大きくなってきたところで、
機関投資家が買いに入って
一気に株価が上昇するということがあります。
このようなチャンスがあるのが
小型株の魅力です。
是非会社四季報では
時価総額が1,000億円以下の
銘柄を探してみてくださいね。
そして、その次に抑えておきたいのが、
「3つの基本」
です。3つの基本とは、
①業績がよい
②PER が割安
③チャートの形がよい
この3つの条件が揃っている銘柄
を選ぶようにしましょう。
①業績がよいとは、売上と営業利益が
毎年増加しているかということです。
②PERが割安というのは、
株価がお買い得状態であるか
ということです。
利益成長が年率10% 程度であれば、
PER 10倍で買って15倍程度まで保有する。
利益成長が年率20% 程度であれば、
PER 20倍まで買って、
30倍くらいまで保有する
というイメージです。
③チャートの形がいいとは、
3本の移動平均線が全て上を向いていて、
ロウソク足が移動平均線の上にある状態
のものを言います。
このような状態の銘柄で、
一時的に株価が下がったところ
（押し目）を狙って買います。
お時間がある方は会社四季報を
読んでみてください。
時価総額1,000億円以下で
「3つの基本」がそろっているか
に注目してくさだいね。
暑くなってきましたね。
ステキな週末をお過ごしくださいね。
株好きFP
