この記事は、2023年12月8日に無料メールマガジンで配信したものです。
%name%さん、こんにちは。
株好きFPのかたやま りえです。
2023年もあっという間に
残り1ヶ月となりましたね。
年末が近づくと、
株式市場では「年末ラリー」
というアノマリー(経験則)を
よく耳にします。
これは、年末に向けて株価が
上昇するという経験則のことです。
しかし、現在の市場は、
ボラティリティ(価格変動)が
大きく、難しい相場状況にあります。
今日の日経平均は、執筆時点で
600円以上の下落を記録しています。
また、為替市場では、
ドル円が143円台と、
11月の151円台から
急速に円高に振れています。
アメリカでは利下げの観測が
強まっている一方で、
日本ではマイナス金利の
解除観測があり、
日米金利差の縮小が円高に
つながっているという見方です。
年末ラリーの前には、
「節税対策の売り」
という現象もあります。
これは、含み損のある銘柄を売却し、
利益と相殺することで
節税する行動です。
今の市場の動きには、
もしかしたら、
この節税対策の売りの
影響もあるかもしれません。
この売りが一巡して、
年末ラリーがやってくると
うれしいですね。
株価の動きは予測不可能ですが、
現状を把握し、
リスク管理を徹底することが重要です。
具体的には、保有株には常に、
逆指値注文を入れておくこと、
無理のない金額で取引することを
お勧めします。
私自身も、今日の市場の下落で
損切りをしましたが、
さらに株価が下がるかもしれないし、
すぐに上昇するかもしれません。
上昇した際に悔やむすることなく、
再びチャンスがあれば
買い直せばいいのです。
いずれにしても、
リスク管理を心掛けながらの
取引が大切です。
年末ラリーやってきたという
記事が増えますように。
それでは、素敵な週末をお過ごしくださいね。