こんにちは。株好きFPのかたやま りえです。上手にお金を管理するために銀行の口座はいくつあればよいのでしょうか?管理が煩雑になるのであまり増やしたくないと思う方もいらっしゃいますが、私は3つを推奨しています。ひとつは給与が入る生活費のための口座。もうひとつは、1年以内に使うための口座。もうひとつは3〜5年後に使うための口座です。その他には、毎月積み立てNISAやiDeCo、個別株など資産運用をするための証券口座があるといいです。つまり3つの銀行口座+証券口座があれば上手に管理ができます。さらに一度設定してしまえば、お金も自動で増える仕組みもご紹介します。それぞれどのように管理するのか見てみましょう。
銀行口座3つと証券口座をひとつ開設しよう!
それぞれの銀行口座と証券口座の役割を解説します。
給与の入る生活費用口座
まず、給与の入る口座は誰もが持っていると思います。その口座には、毎月かかる食費や日用品、通信費などの固定費、つまり生活費を残します。この金額は、収入の6割位が目安です。
1年以内に使う特別費用口座
1年以内に使う特別費とは、税金や、車検代、年払いの保険料、冠婚葬祭代、プレゼント、旅行代などです。1年でどのぐらいかかるかを計算し12で割った金額を毎月この口座に入金します。
3〜5年以内に使う特別費用口座
毎年は使わないけど、数年に1度くらいの頻度で使うためのお金を貯める特別費用口座です。例えば家族との海外旅行代や、家電の買い替えなどです。
1年以内に使う特別費用口座と合わせて、毎月の収入の2割位が目安になります。毎月確保が難しい場合で、ボーナスの金額が予測できる方は、1部をボーナスで入金するといったルールを作ってもいいでしょう。決めた目的以外で使うことのないようにしましょう。
資産を増やす証券口座
収入の2割は、ずっと使わないお金として資産運用に回しましょう。まだ投資をしていない方であれば、つみたてNISAが始めやすいでしょう。毎月約33,333円、年間40万円を最大20年間非課税で運用することができます。銀行に預けていても全くと言っていいほど利息はつかず、昨今の物価上昇、つまりインフレに対応できません。インフレに対応できるのは、資産運用、特に株式に投資をすることです。とはいっても、どうしていいかわからないと思いますので、株式がパッケージ化された投資信託をドルコスト平均法という毎月定額ずつ積み立てていく運用方法をとれば、売買のタイミングなど考えることなく資産を増やせる可能性が限りなく高い運用ができます。
詳しくは、私の著書『私にもできたよ!つみたてNISAとiDeCoで投資デビュー』をチェックしてみてくださいね。投資とは何かと言うことから、買い付けの設定方法まで全て書いてあります。(無料で質問できる特典もあります)
住信SBIネット銀行なら1つの銀行口座でも管理できる!
銀行口座は3つあるとよいとお伝えしましたが、住信SBIネット銀行ならひとつの口座でもカンタンにお金の管理をすることができます。私は最近、住信SBIネット銀行を開設しました。住信SBIネット銀行は、目的別口座と言うのを作ることができること、SBI証券と紐付けることで、口座が一体化できることが魅力です。そのほかにも自動振替設定などの機能があるので、一度設定してしまえば勝手にお金が増える仕組みが完成です。具体的にみてみましょう。
目的別口座とは?
まず1つの口座の中に300万円入っている場合、その300万円を目的別に振り分けることができるのが目的別口座です。例えば、150万円を生活費用口座、50万円を旅行用口座、50万円を税金や冠婚葬祭、プレゼント代の口座、50万円を家電買い替え用口座と言ったように、新たな銀行口座を作らなくてもひとつの口座で、先ほどお伝えしたような目的別のお金に分けることができるのです。
私は代表口座の他に、後述するSBIハイブリッド預金と、2020年に家族で行く予定だった海外旅行代(コロナで流れました)と、配当金の一部をこの口座に移しています。
また、他行への定額自動入金、この目的別口座に定期的に振替設定も可能なので、一度設定してしまうと勝手にお金が貯まる仕組みが完成します。
SBI証券と紐付けることができる
また、同口座内で「SBIハイブリッド預金」という口座にお金を入金すると、自動でSBI証券の買付余力として反映されますし、SBI証券内の保有資産の評価額もアプリから確認ができます。
他銀行への振り込み手数料も無料!
条件によりますが、他行への振り込み手数料も無料でできることが多いです。私は、子どもの学校の教材費の入金などでまだ銀行振り込みをすることがありますので、このようなときには助かります。
住信SBIネット銀行であれば1つの口座でもお金の管理ができそうですね。
注意点は、1,000万円超えの残高がある場合
ひとつだけ注意点として、万が一金融機関が破綻した場合、預金保険制度で普通預金などであれば、元本1,000万円までと破綻日までの利息等は保護されますので、1,000万円超えの残高がある場合は注意が必要です。なお、1,000万円を超える部分は、破綻金融機関の財産の状況に応じて支払われます。
また、証券会社が破綻した場合は、資産全額が私たち投資家に戻ってくるようになっています。
まとめ
銀行口座は、メイン口座の他、1年以内に使う特別費口座と3~5年以内に使う特別口座プラス証券口座に分けると管理がしやすいです。住信SBIネット銀行は、ひとつの口座で目的別にお金を分けることができるので、銀行口座をいくつも持たなくても管理がしやすいです。私は、目的別で持っていた2つの口座を住信SBIネット銀行にまとめることができました。目的別に口座を管理できるとスッキリできますので、ぜひやってみてくださいね。